海外移住先として多くの有名人が注目するシンガポール。実際になぜ移住先としてシンガポールが人気なのか、シンガポールに移住して長くなる当社メンバーで侃々諤々、移住するメリット・デメリットについて議論をしてみました。移住歴トータル45年の当社メンバーの議論の中から、生々しい移住のリアルをご紹介したいと思います。

まず、ざっくりとシンガポールに移住するメリットの例を一部として、多くの日本人移住者からは、良好な住環境、税優遇制度、高度な教育が受けられる等の声が上がっています。さらには、日本と全く違うポイントとして、「圧倒的に国際色豊かな環境 」で生活できることも重要な魅力と感じている方が多くいらっしゃいます。そんなシンガポールに移住するメリットについて、改めてまとめてみました。

筆者のシンガポール移住までのストーリー

遡ること10年ほど前の2012年、広告代理店の法人営業部でいつものように企業訪問をしていた頃、日本社会の暗黙のルールに疲弊し、より国際的な環境に身を置いて視野を広げてキャリアアップしたい気持ちが強くなり、海外移住を本格的に意識し始めました。色々と調べた結果、圧倒的国際色豊かな環境で生活が楽しめると言われるシンガポールに憧れを持ち、ある日突然移住を決意し、半年の時間準備期間を経て2012年シンガポールへ渡ります。

かれこれ10年以上シンガポールに住んでいますが、実際に暮らしてみるとイメージ通り、様々な国籍・言語・文化背景を持つ同僚や友人に出会い新しい発見の毎日を過ごしています。また、日本にに劣らない(むしろ先をいく)ITを駆使した国の急速な進化に日々驚かされています。

シンガポールの基本情報

国家の生い立ち

メリットをお伝えする前に、簡単にシンガポールが国際色豊かな背景を歴史の観点からお伝えします。シンガポールの建国は、19世紀マレー半島からのより良い生活を求めた中華系民族が流入に端を発しています。現在のマレーシアから、建国の父・リークアンユー率いるシンガポール人民行動党(PAP)が正式に1965年8月9日に国家として独立しました。

今日2022年時点で建国52年と若い国であり海外から人・企業・お金を受け入れ、東南アジアのハブとして急発展しています。そうした背景がありシンガポールでは様々な民族・背景・文化を持った人々が暮らしていてます。サイズでいうと東京23区より少し大きいくらいの小さな国ですが、国際色に溢れた豊かな文化環境に身を置いて楽しむことができます。

多民族国家

2021年の統計によると、シンガポール全体の人口は545万人、そのうちシンガポール国民が64%つまり、外国人が36%を占めており、結果国際色豊かな国を形づくっているのですシンガポール国民と一言で言っても、実際は中華系 76%,マレー系 15%、インド系 7%、その他 2%、と民族構成としても多岐に渡っています。

ただ街で目にする人たちを見ると、インド系住民も多く、これはインドやパキスタンからの労働者を輸入し社会インフラ(建設や清掃)を維持しているためです。

このようにシンガポールは複数の民族が入り乱れる国になっています。それでも全体の人口構成は、シンガポール政府が民族比率を意図してコントロールしています。、これはシンガポールが魅力的な国であるために必要な労働力を賄う重要政策の側面もあります。

公用語が4つ

多民族国家であるが故、公用語は英語・中国語・マレー語・タミル語。ただし、実際には英語が主要言語で、英語であればどこでも話が通じ、各所、例えば公的機関や学校、銀行などでの書類なども全て英語です。

この英語もいわゆる欧米の英語というよりも「シングリッシュ」と言われる少し癖のある英語で(カタカナ英語みたいで聞き取りやすい)、アクセントや発音が異なることに加え、様々な文化・民族背景からきているシンガポール固有の単語(英語・中国語を混ぜた造語)もあります。

シングリッシュは言わばちょっとブロークンな英語であり、かつ外国人が多いため、みんな第二言語として英語を話しており、流暢でないことも広く受け入れられています。日本人からすると英語ネイティブの人たちと話すことと比べると、シンガポール人・シンガポールにいる人達とは英語であっても話しやすいです。

  シンガポールに移住する12のメリット

シンガポールは圧倒的に国際色が豊かで、世界でも有数の人種・カルチャーのるつぼとなっています。こうしたシンガポールの稀有な「国際色」は複数の要素によって支えられています。更にシンガポールには国際色以外の魅力、ビジネスをする上でのメリットもあります。そんなシンガポールに移住するメリットを12個、ご紹介していきます。

1. エリアによって色んな国の雰囲気を味わえる

シンガポールの各地域では、様々な民族の伝統が色濃く残されており、様々な文化と触れ合うことができます。

チャイナタウン

赤いお飾りが無数にぶら下がるシンガポールの中華街チャイナタウンは。中華圏の一番大きな年中行事である旧正月(春節)には、年始を祝う赤い灯籠があちこちで点灯し、道路の中央にはその年の干支が大きなイルミネーションで展示され、すっかり中華の雰囲気になります。街中には本格的な中華料理レストランがずらりと並び、スナックを食べ歩きながら買い物が楽しめます。マッサージ屋もたくさん並んでおり30分15ドルなどの破格の値段で疲れをもみほぐしてもらえます。

リトルインディア

駅を降りるとスパイシーな匂いが香り、待ちゆく人は完全にインド人、街の雰囲気が一変して本当にインドに来たような感覚になります。エスニックなアクセリーや雑貨が街なかでズラリの並び、本格的なインド料理を気軽にたのしめます。また、駅から徒歩8分にある巨大な食料・衣料品センター「ムスタファ」に行けば、ほしいものはほとんど揃います。家電、宝飾品、生鮮食品、医薬品、と「インド版ドン・キホーテ」、と言って差し支えない品揃えです。

ゴールデンマイルコンプレックス(2023年5月まで)

大小様々な店舗がなんと400店以上入った歴史あるショッピングモールで、シンガポールの中では「リトルタイ」と呼ばれています。本場のタイ料理やタイの商品が買える大きなモールで、上層階には住居、下層階はレストランやスーパー、雑貨点、旅行会社などの商業エリアと入り乱れています。中でもmookataというタイの定番鍋料理が食べられるお店があり、タイアイスミルクティーと一緒に味わうのが定番の楽しみ方です。1960年に建設され、取り壊しになりかかったところ、各方面からの強い反対で生き延びることになった、シンガポール最古のショッピングモールでもあります。残念なことに、2023年5月までに全テナント退去が命じられているため、期間限定の観光所となりそうです。(参考記事

アラブストリート

金色のドームが印象的なシンガポール最大のモスク「サルタン・モスク」はアラブストリートエリアの象徴です。トルコランターンやガラスの入れ物が買えたり、夜になるとストリート上で音楽ライブが始まります。友達や同僚とお酒を飲んで楽しむには最高のスポットです。また、毎朝5時ごろになると目す半径1km範囲で爆音コーランが響き渡りますので住居を決める際には要注意です(笑)

2. 東南アジア各国に3時間以内で到着!日帰り旅行も出来る

シンガポールは東南アジアのHUBと言われるように、地理的に他国へのアクセスが大変便利です。タイは2時間半、ベトナムのホーチミンは2時間、マレーシアは1時間、インドネシアのジャカルタはX時間、と日本の感覚だと国内旅行と変わらない時間で旅行することができます。シンガポール長期滞在ビザ保有者は、出入国の手続もスムーズで出入国審査も自動ゲートで5分かからず、空港も都心から車で20分とアクセス便利で気軽に海外旅行ができます。

コロナによる規制が緩和、完全解除すれば旅行し放題!

隣国に飛べる格安航空もたくさんあります。シンガポールからairasia,tigerair,scoot, jetstarなど格安航空で旅行に行くことができます。例えば、シンガポールからベトナムまで往復チケットで1万円程度です。土日だけでも気軽かつコスパ良く旅行ができます。

直行便でアクセスできる国もたくさん

欧米系の情報も含める直行便もシンガポールは多数出ています。(ロサンゼルスへの直行便、中東経由のヨーロッパ便など)

飛行機以外の国外旅行手段もたくさん

国外への移動手段として飛行機以外にも車やフェリーがあります。例えば、シンガポールのタナメラフェリーポートからインドネシアのリゾート島バタムに行くことも可能です。片道約1時間程度、往復48ドル(エコノミー)日本円で3000円程度です。他にも、バスでマレーシアのジョホールバルにも簡単に行けます。インドネシアもマレーシアも、物価がやすいため破格で美味しい海鮮やスパなどを楽しめます。
シンガポールの空港は都心から車で約20分ほどとアクセス便利、かつシンガポール居住者であれば通関手続きが簡易的(自動ゲートを利用できる)なため国外への出入りが非常にしやすいです。

3. 親日な国なので環境に入り込みやすい

私の周りのシンガポール人の大半は日本に好印象をもっており、1年に2−3回家族旅行で日本に行くという人も少なくありません。ある調査では、シンガポール人の人気旅行先TOP3は大阪でした。他にも、電化製品は日本製、和食大好きなシンガポール人、あるいはシンガポール在住の人は沢山います。日本人は基本的に歓迎されるので、シンガポールでも様々なコミュニティに飛び込んでいくとすぐに馴染むことができると思います

日本の文化の浸透(イベントが活発)

シンガポールは新日な国民が多く、家族旅行で年に複数回日本に渡るような人も聞く話では少なくありません。そんなシンガポールでは日本にまつわる食のイベント「Oishii Japan」や、東南アジア最大級のアニメイベント「C3AFA Singapore」など大型イベントが毎年開催されています。

外国人フレンドリー(英語も流暢でなくてもOK!)

国民の第一言語は英語ですが、外国人が多く住まうシンガポールでは基本的な英語ができれば会話が成り立ちます。普段から第二言語を話す人々と交流していることで、英語がどんなに下手でも許容する心を持っていますし、日本人相手には優しいケースが多いです。(笑)

4. 唯一の正解が無いがゆえの寛容さがある

日本のように皆同じ文化に生きていたり、暗黙の了解や社会のルール、よく言われる「常識」が求められる度合いが極端に低いです。宗教でも、仏教、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、他宗教・・・と多岐に渡り、皆それぞれ異なる文化や慣習を持って生活し、そうした違いに日々接しているからこそ、「違う常識が存在すること」の許容量が大きい、懐が広いと言えます。
私が移住した当初、マレーシア人の知り合いを始め5人でシェアハウスに住んでいました。シェアメイトとの食事では、本当はシンガポールの豚肉を使った名物(バクテー)を食べに行く予定が、1人がイスラム教であり、彼女は宗教上豚肉は食べられないことがわかりました。そこで豚肉などの無いハラルのお店に切り替え、食事を楽しみました。多様性を当たり前として捉え、自然に理解し合う環境は素晴らしいシンガポールの特徴です。また、全員外国人なので、第二言語を使って英語を話していても不思議と盛り上がり、そこに恥じらいなんて感じるものが一切なかったのも嬉しい思い出です。

5. 国際色豊かな食事どころがたくさん

びっくりするほど安いチキンライスから、びっくりするほど値が張る高級レストランまでシンガポールでは様々な料理が楽しめるのも一つの特徴です。気分や目的、予算、シチュエーションによって様々な料理を楽しむことができます。

ホーカーセンター

ホーカーセンター(Hawker Center)は英語で「屋台村」です。日本でいうとフードコートとイメージが近く、シンガポールではホーカーは大きなドーム状の屋根が張られている大きな広場に屋台を沢山並べているような状況をイメージしてください。ホーカーではレストランと比べてより手頃な値段で(チキンライスが日本円で400円など)様々なローカルフードや東南アジア料理、さらにはローカル化された和食まで広く楽しめます。ローカルフードに挑戦してみたい、色んな国の料理に触れてみたい人にはぜひ足を運んでいただきたい場所です。また、どんな料理にもチリ(唐辛子ソースやみじん切り唐菓子)を付けて食べるのがシンガポール流です。

日本食レストラン

2021年のジェトロ・日本大使館調査では、日本食レストランの店舗数は1252店舗と、中華料理に続いて店舗数が多いと言われています。この狭いシンガポールでも千店を超える日本食レストランがあり、寿司、ラーメン、焼肉・鉄板焼きなどが充実しており、それ以外の和食であっても簡単に見つけることができます。大手日系飲食チェーンも数多く進出しており、シンガポールにいながらも日本に劣らないレベルの日本食を楽しめます。

洋食レストラン

川沿いのテラス席で優雅に楽しめるイタリアンレストランや、美味しい焼き立てピザやチーズにこだわったレストランもたくさんあります。筆者のおすすめはPizza Expressのマルゲリータピザ。

6. 五感を使って楽しめるレジャースポットがある

シンガポールは小さい国とはいえ、自然を楽しんだり、アクティビティができるテーマパーク、夜遊びできるクラブ街など五感を使って楽しめる様々な楽しいスポットがあります。その中でも有名所をいくつかご紹介します。

チャンギ空港の複合施設ジュエル

2019年4月にオープンした広さ14,000㎡のシンガポール屈指の近未来型複合施設です。様々なアトラクション、ショッピング、イベントを体験できますが、一番の特徴である建物のボタニックエリアでは、天井から円状の滝が降り注ぎ、まさに幻想的な空間を楽しめます。

熱帯の自然が楽しめる離島

シンガポールにはいくつもの小さな島が存在し、船に乗ってプチ島散策ツアーを体験できます。また、シンガポールの中心には大きな貯水池公園(マクリッチ・ネイチャートレイル)があり、自然豊かな環境でランニングやトレイルなどのアクティビティが楽しめます。

アクティビティが楽しめるセントーサ島

テーマパークのユニバーサルスタジオや、気軽にビーチ気分を楽しむならセントーサ島がぴったりです。年に数回ナイトクラブイベントのzoukoutや、ランニングイベントのカラーランなどが開催されたりします。

ナイトライフが楽しめるクラブ街

チャイナタウン駅のすぐとなり駅クラークキーは夜になるとネオンとビート音が鳴り響き、川沿いはお酒を楽しむ人々で賑わいます。クラブやバーがずらりと並び、様々なお店をはしごして楽しむのも一つの楽しみです。

7. シンガポール特有のイベントが体験できる

毎年11月頃に開催されるF1レースではわざわざ海外から駆けつける人が多数います。
世界トップクラスのアーティストのコンサートも開催されており、過去にはCold Play,、Ed Sheeran、Maroon 5がシンガポールでライブコンサートを実施。日本のアーティストRADWIMPSも来星した実績もあります。2022年の10月にはJustin BieberのWorld Tourがナショナルスタジアムで開催される予定です。
また、毎日夜2回マリーナベイの目の前で開催されるウォータショー「SPECTRA」はシンガポールを象徴するようなイベントです。空の遠くまでレーザービームが刺さり迫力を感じることができます。

8. お買い物に困らない!必需品から何でも揃う

日用生活用品から洋服、ブランド品まで、どんなものでも日本と同じように買い揃えられます。

日本のものが手に入る

高島屋、伊勢丹、ドンキホーテ(シンガポールではDonDon Donkiと呼ばれている)、DAISO、その他ショッピングモールにも複数の日系ショップが並びます。ローカルのドラッグストアでも当たり前のように日本の商品が並ぶため、生活にはほとんど困ることはありません。
世界中のブランドものを買うなら:サマセット、オーチャード、マリーナベイは外せません。
ローカルものを買うなら:ブギスなら現地のものからブランド品までなんでも揃います。

9. とにかく治安が良い!かつ自然災害がほぼ無い

シンガポールは世界一を争うほどの治安の良さが特徴です。刑罰が大変厳しく、重罪を犯した場合は非常に厳しい制裁を受けます。また、普段の生活環境から細かなルールが存在し、例えば公共バスや電車にドリアンを持ち込む・飲食をするだけでも多額の罰金が課されます。治安が良い反面、政府による監視は厳しく、更に警官に対する暴力は厳しく処罰されます。過去には泥酔した日本人が複数の警察官をビンタしたことで写真とプロフィールが公開され新聞沙汰になったケースもあります。例えば2021年の犯罪件数は10万人あたり847件、一方日本では100万人あたり57万人です。
また自然災害も周辺カ国と比較してもほとんどありません。
  • 地震:なし
  • 洪水:なし
  • 台風:なし
また筆者も10年以上シンガポールに住んでいますが、地震の他にハリケーンや洪水などの自然災害を受けたことは一度もありません。今後起きる可能性はゼロとは言えませんが、地理的にも起きにくいと言われています。

10. 先進国なのでインフラ充実&更に発展中

シンガポールでは生活に必要なインフラが整っており、デジタルを駆使した世界TOPレベルの環境です。

街のインフラは常にアップグレード中

MRT(電車)の新ラインがいくつか建設中です。日本同様にどこに行くにも電車に乗ればシンガポールの隅々まで行けてしまいそうです。

  • チャンギ空港は改築工事(一部コロナで停止中でしたが、現在企画が進行中です)
  • 都市開発(シンガポールにはまだまだ開発進行中のエリアが存在します。特に北側の都市開発が進んでおり、数 年後には全く違う光景が見れるかもしれません)
  • 海側の再開発(マリーナベイや、ハーバーフロントエリアなど海に面しているエリアでは港湾設備が再開発されています)
  • マリーナのイーストエリアでは、2027年までに巨大なガーデンが建設予定となっています。

世界最高の銀行と評されるDBSを始めとする国際金融センター

シンガポールは金融業界へ力を入れており、アジアの金融センターとしてのちいを固めています。そのため、数々の世界で有名な主要銀行や証券会社が拠点をもっており、「世界最高の銀行」と評価されているDBS銀行を始めとしたシンガポール政府系銀行から外資系銀行(日系含む)まで、多様な銀行を選ぶことができます。例えばシンガポール政府系の銀行はデジタル機能が充実しており、下記のようなメリットがあります。
  • <span”>海外送金・着金しやすい
  • オンラインバンキングが充実
  • カードレス払い機能がある(LINE PayやPayPayのようなイメージ)
    ※特にデビットカードとアプリが連携されているため、ほとんどがスマホからの支払いで完結します。

公共交通手段が豊富、かつ政府が積極的にデジタルを活用している

公共電車(MRT)はシンガポールの東西南北まで及ぼ10本のラインが整備されており、乗車料金が良心的なのが特徴です。最西端のTuas Link駅から最東端のChangi空港まで片道およそ500円前後、中心地であれば1〜2駅で片道およそ80円〜100円前後です。また、朝と夕方のピークタイムには混雑しますが日本の満員電車のようにぎゅうぎゅうになるまで乗り込まないので、パーソナルスペースをある程度確保した上でストレス少なく乗ることができるのも魅力の一つです(笑)
公共バスは時間通り来ないのが東南アジアの当たり前ですが、シンガポールの場合は事前に政府運営のアプリ(SG Bus)を使用して到着時間を確認することができます。基本的にはバス停に座っていても止まらないので、しっかり手を上げて呼び止める必要があるので注意です。また、各駅のアナウンスはないため土地勘がない場合は地図で現在位置を抑えておくことをおすすめします。
タクシーはシンガポールでは乗り方には注意が必要です。特に、Raffles PlaceやOrchardなど中心街でタクシーに乗りたい場合、必ず指定のタクシー乗り場から乗車する必要があります(法律で決められているため)。また、タクシーの運転交代時間には行き先によっては載せてくれないこともあるため、その場合は自家用車、いわゆる白タクであるGrab(グラブ)を使うのが便利です。

医療機関が充実している

シンガポールには西洋医療と東洋医療が共存しており、自分の体調や症状によって最適な治療方法を探すことができます。治療費はとても高いですが、日本人医師が常駐している病院もあるため万が一の時の安心感は否定できません。

11. 税金がびっくりするほど安い!手取りが数百万アップする

日本に比べて法人税・所得税がとにかく安いです。節税するためにシンガポールに拠点を持つ事業主は少なくありません。また、所得税がかなり低いので就労ビザの場合は給与のほとんどが手取りになります。
シンガポールの法人税は17%、日本は23.4%(基本税率)です。
個人所得税は22%が最高(日本は45%)です。実はこれだけではなく、日本には住民税(10%)を始めとする様々な税金があり、社会保障(例えば年金、健康保険)などを含めると税と社会保障の負担は重く、特に高所得者の負担感は非常に重いものがあります。
例えば日本で年収1,000万円だった場合、諸々が引かれた実際の手取りは735万円程度です(265万円が税・社会保険料)。一方、シンガポールで就労ビザ保有者の場合は、税金は約3%なので引かれる額は27万円、そうすると973万円が手取りとして手元に残ります。結論、手取りが日本で稼ぐよりも238万円もアップします。

また、株式譲渡益・配当への課税や相続資産への課税がゼロ。日本の相続税では最高55%の税金がかかるため、資産を億単位で相続する場合は節税のためにシンガポールに移住を検討する資産家もすくなくありません。過去に有名なニュースでLIXIL会長が数十億の相続税節税のため、本人だけでなく本社まるごとシンガポールに移転するという話で話題になりました。(参考記事

12. 子供の教育環境が良い

シンガポールでは世界トップレベルかつ国際豊かな環境で子供の教育を受けさせることができます。インターナショナルスクールについては別記事で詳しくご紹介します。

  シンガポール移住後に気づくデメリット

メリットが豊富で魅力いっぱいのシンガポール移住ですが、移住した後に感じる理想と現実のギャップでよく言われるものをいくつかご紹介します。

物価が高く感じる

シンガポールはアジアで最も高い世帯所得(2020年では国民就労者の世帯平均月収が73万円)で、外国人就労ビザ(EP)を得るための最低月収は40万円となっています。全国民・滞在者の給与は高く、かつあらゆるものが需要が強いため、物価が高くなりやすい社会になっています。例えば不動産では人口が国策で増えるようになっているため、常に人が流入し、賃貸需要が高く、結果、不動産を買う人も多くなっています。そのため、不動産価格と賃貸料は常に上昇しており、東京よりも高い水準にあると言えます。
  • 家賃の相場:コンドミニアム 3LDK(約3500SDG以上・日本円で30万円)
  • 外食費:フードコートなら安いが1食5ドルくらいだが、日本食・洋食は値が張る。ラーメン1杯が20SGD(1600円)くらいする。フードコート以外、消費税7%(GST)とサービスチャージ10%が基本かかります。
  • 医療費:虫歯の治療が400SGD、風邪の診察で300SGDなど。。攻撃的な高さなので自然と健康には気遣うようになります(笑)

サービスの質がイマイチ

シンガポールには「キアス」という言葉があります。これは「得したい/損したくない」という意味です。キアス文化が強く根付いているため、自分が間違っていても頑固になり、謝らない、自分の責任と認めない場面をちょくちょく見かけます。そのため、日本のように「お客様は神様」とあがめ「申し訳ありません」を口癖にする店員はめったにいません。ただ、シンガポールに来てみると、日本のサービス精神はやりすぎ?とも感じるので、気にするべきではないかも知れません。もちろん、ハイエンドなレストランや場所に行けばお金はかかるものの、日本に劣らない良いサービスを受けることができます。

英語が話せないと辛い

移住に必要なビザの手続きから実際の生活環境を整えるまで、数々の正式な手続関連は全て英語なくして進められません。基本的な英語力は言うまでもなくスムーズに移住を成功させるためには必要なスキルになります。
ただし、実際のところ英語が流暢に話せなくても移住を成功させている日本人はたくさんいます。当初は片言でも理解する、会話する努力ができればなんとかなってしまうのです。最初はトレーニングとして割り切って移住をしてしまい、英語が話せるようにする第一歩として移住を位置づけ、チャレンジする価値はあります。

国が小さいのですぐ飽きてしまうかも

移住して2年くらいするとよく聞くのが「シンガポール飽きた」というフレーズです(笑)実際には東京より小さいので窮屈に感じてしまうこともあるでしょう。ただし入出国がしやすく隣国へのアクセスは便利なため、休日にフラッと海外に旅行できるのがシンガポールに住む醍醐味です。コロナによる規制もシンガポールでは完全に開放され、街のところどころで活気が戻っています。シンガポールだけではなく、周辺国も含めて楽しむのであれば、国が小さくても大きな問題にはなりません。

法律が厳しい、あちこちで罰金ルールがある

重罪にはむち打ちの刑があるシンガポール。罰則が厳しく、あちこちで罰金の注意看板がありますが、本気です。甘く見ることはできません。外国人がシンガポールで逮捕されると実名と会社名が新聞に掲載され、ビザが剥奪されて最悪シンガポールに二度と入国できないというリスクがあります。特に飲酒については2013年にリトルインディアで発生した暴動をきっかけに公共の場における飲酒ルールが強化されました。日本では泥酔して道端に倒れてる人はよく見かけますが、シンガポールでは特に身を引き締める必要があるでしょう。
重罪にはむち打ちの刑があるシンガポール。罰則が厳しく、あちこちで罰金の注意看板がありますが、本気です。甘く見ることはできません。外国人がシンガポールで逮捕されると実名と会社名が新聞に掲載され、ビザが剥奪されて最悪シンガポールに二度と入国できないというリスクがあります。特に飲酒については2013年にリトルインディアで発生した暴動をきっかけに公共の場における飲酒ルールが強化されました。日本では泥酔して道端に倒れてる人はよく見かけますが、シンガポールでは特に身を引き締める必要があるでしょう。
罰則が厳しいのは裏を返すと政府がしっかり秩序を守っているということでもあります。おかげで世界有数の安全な国となり、資産も安全にキープすることができます。環境変化や事件などに応じて法律やルールなども早く対応していく政府の柔軟性はシンガポールの競争力にもつながっています。

シンガポール移住のまとめ

シンガポール移住のメリットとデメリットを見てどう思われましたか?
正直デメリットに比べても移住するメリットは比較にならないほど多いです。シンガポール移住を決断するために、改めて自身にとってなにを目標とするのか、どんな点を重視するのか?をはっきりさせた上で考えられる懸念点や問題をクリアしていくのが良いのではないでしょうか。

シンガポール移住を決断するにあたり、考えるべきポイントと移住方法

ポイント1:移住するにあたり、何を重視するかを決める

  • 法人税・個人所得税が低くなるので、税金が浮く
  • 会社員であれば、給料高い&国際的な環境で仕事をしたい
  • 国際的な環境で生活してみたい国際的な環境でビジネスを始めたい、験積みたい
  • 子供の英才教育を強化したい。英語や中国語が話せたり、国際的な環境に対応できる人材に育ってほしいなど

ポイント2:実現するために必要なコスト、リスクは何かをクリアにする

  • 就労ビザ取得が前提になるため、自分で会社を設立する際の初期費用、ビザ取得のコスト、その後の維持管理費はいくらかかるか?
  • 引っ越しの負担はどのくらいか?日本の家を引き払い、海外にどのくらいの荷物をもっていくか?家族がいる場合はどうするか?
  • 移住直後の住環境のセットアップ:住居を抑え、生活必需品を調達、携帯契約、水道ガス開通、ブロードバンド開通、銀行口座新規作成など。すべてが英語必須になるため英語レベルが足りるか?
  • 慣れない環境で生活する際の精神的な不安:すべてが新しいもののため、自分で調べたり、頼れる人や人脈を探すなど、すべて1からこなす勇気はあるか?
  • 子供が新しい生活環境になれるか?学校、友達、英語話せないことのストレスなど(実際子供の順応能力は抜群のため、柔軟に環境に馴染む力を鍛えたり育てるには良い経験になりますね)

ポイント3:本当に移住を実現できるか、条件が合うかを考える

実際にシンガポール移住を実現するには精神的にも肉体的にも多くの手続や手間がかかります。

  • 移住のメリットとデメリットを比べて、メリットの方が多いか?
  • デメリットが複数ある場合、それを抑える/回避できる対策は取れるか?
  • 多くの労力を割くことになるが、やり抜ける覚悟はあるか?

移住を決断したら

移住の価値を見出した心の準備ができたら、あとは方法論です。具体的かつベストなアクションを取るために専門家に相談するのも移住を成功させるための手段です。
  • ご自身に合ったビザの種類・取得方
  • 移住成功の鉄板手法
  • 移住後の現地での手続き関連など

最後に

シンガポール移住を決断されたものの、移住方法について不明な点がある、不安がある、といったことがありましたら、シンガポール移住.comまでお気軽にご相談ください。あなたのシンガポール移住のプランニングと実行のサポートさせていただきます。