日本からシンガポールに移動をすることを考えると、気になるのが時差や気温の違いです。

海外に行くにも、時差が大きい地域に移動すると時差ボケに悩まされますし、日本と気候が大きく異なると、洋服の準備や、移住する場合は生活習慣を変える必要もあるなど、さまざまな影響があります。

今回は時差と気温について、日本とシンガポールの違いに焦点を当てて見ていきます。

シンガポールと日本の時差は?

シンガポールと日本の時差は1時間で、日本の方が1時間進んでいます。小さな国なのでアメリカのように国内で時差があることはなく、またサマータイムも導入されていません。(シンガポールは一年中夏なので、サマータイムの導入もタイミングが難しいのです)

例えば、日本時間の朝10時は、シンガポール時間では朝9時になります。日本とシンガポールで打ち合わせをする際には、少し営業時間のズレがあるので、朝早くあるいは夕方にスケジュールするときは注意が必要です。

Japan And Singapore Time Gap

シンガポールの時間帯と歴史:GMT +8時間

シンガポールと同じ標準時(GMT +8時間)の国は、中国や香港、マカオ、台湾、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどです。1981年にシンガポールの源流であるマレーシアの時間と合わせてGMT +8(グリニッジ標準時+8時間。日本はGMT +9)となりました。

地理的に近い国はGMT +7の標準時であることが多いのですが、シンガポールでは中華系経済圏(中国・香港・台湾など)との連携を強める意図もあって、同じ標準時にしているといわれています。東アジアや東南アジアの多くの国とは1時間以内の時差なので、これらの地域とは連絡が取りやすいといえます。

日本とシンガポールを頻繁に行き来する人も、1時間の時差なので、体感的にも誤差の範囲程度しか感じません。飛行機で移動をしてもほぼ同じ時間での移動になり、時差ボケに悩まされることはないでしょう。

なお、これまでにシンガポールの標準時は何回か変更になっています。イギリスの統治下にあった時代は、イギリスのサマータイムを導入する提案がされ、GMT +7:20というなんとも中途半端な標準時に決められました(その後、GMT +7:30に変更)。

1942〜1945年の日本占領時代は、日本と同じGMT +9でした。第二次世界大戦後から1981年まではGMT +7:30となっていて、1981年以降はGMT +8となっています。

シンガポールには、歴史に翻弄されながら、何度も標準時を変えてきた歴史があるのです。

シンガポールの気候:赤道直下で一年中暑い、熱帯雨林気候

シンガポールはほぼ赤道の直下にあり、熱帯雨林気候です。日本のような四季はなく、気温は一年中真夏で30度超えとなっています。11〜2月の雨季と3〜8月の乾季がありますが、一年を通して気温の変化は少なくなっています

日本人は気候の変化を感じて「春が来た」「秋めいてきた」などと感じますが、シンガポールにいると、気候の変化はないため、クリスマスや旧正月などのイベントを迎えることで季節が進んだと感じるのです。

一日の最高気温は31〜33℃、最低気温は24〜25℃ほどです。以下のグラフの通り、一年を通して気温はあまり変わりません。

Temperature In Singapore Annual
ただし、シンガポールは異常なほど屋内の冷房がきいているので、注意が必要です。映画館やオフィスビルなど、長時間屋内にいるときは長袖のカーディガンなどが必須。筆者も、普段から長袖の服を一枚持ち歩いています。

2023年の7月はシンガポール国内で37℃を超える熱波となり、過去40年で最高気温を突破しました。ただ室内の冷房が効きすぎることで返って体調不良になりやすく、オフィスビルなどの冷房温度設定について改めて意見が生まれました。(参考:CNA “The cold reality of Singapore’s offices even as the nation hits record-high temperatures“)。”The office is freezing”は、シンガポールのオフィスビル内でよく耳にする言葉になるでしょう。

Japan 10am 2
また、一日の中では天気がよく急変します。午後から夕方の時間帯に、スコールと呼ばれるにわか雨や雷雨が降ることがよくあるので、シンガポールで出歩く時は折りたたみ傘を持ち歩くのが必須です。日本の小雨とは違ってびっくりするほどの土砂降りなので、5分も歩けばずぶ濡れになってしまいます。

また、年間を通して湿度も高く、平均で80%を超えるほどジメジメします。各家庭では、エアコンに加えて除湿機を使いながらカビ対策をしている人も多いです。それでも革製品(靴や鞄)は気を抜くとすぐにカビまみれになってしまいます……。

月ごとの降水量を見ると、やはり雨季である11〜2月が多くなっています。特に11月と12月は、1か月のうち半分以上の日が雨です。この時期は湿度が100%になることも多く、ムシムシした気候をなんとか凌ぎながら生活することになります。

Japan 10am (35 X 25 In) 1

シンガポールは自然災害のない国

シンガポールは日本と違って天災は少なく、台風や数日にわたる大雨、地震はほぼありません。この点は安心できますね。

また、一年を通して日の出は朝7時頃、日没は夜7時頃です。日本の夏のような気候のシンガポールですが、日の出時間が意外と遅く、学校や仕事に行くための準備をしている時間はまだ外が暗いのです。日本では夏になると朝5時前後には日が昇るので、夏なのに日の出が遅いことを最初は不思議に感じられるかもしれませんね。

ちなみに、シンガポールはヘイズ(Haze)という公害が大きな問題になっています。マレーシアやインドネシアで行われる焼畑農業による煙が、4〜10月頃、風の流れに乗ってシンガポールに届いてしまう煙害です。

ヘイズがひどい時は、あたり一面が白い煙に覆われ、遠くの景色が見えなくなってしまいます。こうした日は政府から不要普及の外出を避けるよう通達があり、学校も休みになります。

今回は、シンガポールの時差、気温についてご紹介しました。シンガポールに長期滞在する場合や、移住した際の参考にしてみてください。